ロレックス ミルガウスが生産終了。今後の相場動向は?

投稿者 : 近藤薫 on

2022年の時点で唯一旧世代ムーブメント「Cal.3131」を搭載していた「ミルガウス 116400GVは2023年のモデルチェンジが濃厚と考えられていました。

そのような状況で迎えた2023年のロレックス新作発表。
大方の予想通り「ミルガウス 116400GV」は生産終了が決定しました。そしてさらに、後継モデルの誕生がなく、ミルガウスコレクションそのものが生産終了となってしまいました。

ミルガウスが誕生した1956年とは異なり、現在では、モデル名の由来である「1000ガウス」を超える耐磁性能を持つ腕時計は珍しくありません。「ミルガウス 116400GV」自身も、1000ガウスを遥かに上回る耐磁性能を備えているため、モデル名が実態と乖離している部分はありました。ですが、アイコニックなデザインや実用的な機能を備えたミルガウスはファンも多く、今後新モデルが発表されないとなると残念に思う方も多いでしょう。「パーぺチュアル 1908」という後継モデルが誕生し、同じく生産終了となった「チェリーニ」とは異なり、後継のコレクションがないことが非常に惜しまれます。

特に、ロレックスの技術の結晶である「グリーンサファイアクリスタルガラス」は、ミルガウスのみに採用される特別仕様だったので、悲しい気持ちになりますね。ミルガウスの生産終了により、グリーンガラス自体もなくなってしまうのはとても残念です。

「ミルガウス 116400GV」生産終了に伴い、流通価格も上昇してきてます。特に、元から人気の高かった「Zブルー文字盤」の価格上昇が著しく、中古市場での流通量も急激に減少いたしました。2007年から生産されていたブラック文字盤とは異なり、Zブルー文字盤は2014年に追加された文字盤カラーなので、ブラックと比べ生産数が少ないことも関係しているかもしれません。今後のロレックスの動向が見逃せませんね。

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